うちの子を海外の学校に通わせたいんだけど、習い事や部活をやめさせるのはかわいそう・・・。
このように思っているご家庭は多いのではないでしょうか。
こんにちは。フィリピン・セブ島で親子留学をしているくんせいです。
今回はフィリピンでの習い事事情についてまとめてみたいと思います。
日本の学校では”部活”という文化なるものがありますが、フィリピンの学校ではそういった特定のスポーツなどを放課後に行うということが一般的ではありません。
一部の学校ではそういったものがあるようですが、数としては少ないと思います。
一つの大きな理由としては、フィリピンのインターナショナルスクールや私立学校では授業終了後に親が学校まで迎えに行くことが必須となっています。
(※送迎サービスなどを利用している場合は代理の方が迎えに行きます)
つまり、放課後の活動はないに等しいということです。
こういった点は日本が素晴らしいと思います。
というわけでして、もしお子さんに習い事をさせるためには基本的には学校とは区別してご自身で探さないといけないことになります。
ここからはフィリピンでできる習い事の一部をご紹介します。
英語(英会話)
フィリピンでできる習い事として英語(英会話)はもっともハードルが低い習い事なのかなとも思います。
フィリピンでは英語が公用語とされているため、英語を教えることのできる方はたくさんいます。
依頼方法としては、語学学校経由で子どもの英語レッスンをお願いすることもできますし、個別に交渉して家庭教師として英語のレッスンをお願いすることもできます。
我が家の場合は、高校生のむすめが学校で理解できなかった部分や英語の宿題で分からない箇所などを教えてもらうために英語のティーチャーに毎日1時間、自宅まで来てもらっていました。
金額は1時間300ペソ(約750円)なので平日に毎日お願いして、月に6,000ペソ(約15,000円)でした。
KUMON(公文式)
実はフィリピン・セブ島にも日本でお馴染みのKUMONがあります。
フィリピンは日本に比べて算数・数学のレベルがそれほど高くないようで、それを補完するためにKUMON式に通わせている親が多くいます。それも、日本人だけでなく、フィリピンに住んでいる様々な国籍の方がいらっしゃるので、KUMONが海外でも認められているのだと思います。
KUMONのメリットは圧倒的な演習問題の量だと思います。
我が家の場合、むすこは算数と英語、むすめは英語を週に2回通わせています。宿題としてたくさんのプリントを渡させるので、毎日宿題の代わりにKUMONのプリントをするという習慣になっています。
英語に関しても、学校で先生が英語で行う授業を聞いているのでリスニングは伸びますが、リーディングの力を補完するためにもKUMONの英語は役に立っているように感じます。
バスケットボール
フィリピンはバスケットボールが非常にさかんな国でして、街中にもバスケットボールリングがあるくらい人気のスポーツです。
セブにもバスケットボールクラブがあり、小さい子どもから20歳前後までが合同で練習するクラブや、30~50代くらいのオジサンのためのクラブ、女性限定クラブチームなど様々あります。
むすめは小学校~中学校までバスケットボール部に所属していまして、セブに来てからもバスケットボールができる環境があったら良いなと思い、妻(たまこ)がFacebookなどを駆使しながらバスケットボールのクラブチームを探してきてくれました。
むすめが現在参加しているクラブチームは毎週日曜日の8時から10時までの2時間の練習をしています。
また、たまに大会も開催されています。
料金は1回あたり200ペソ(約480円)です。
バレーボール、バドミントン
バスケットボールはフィリピンで特にメジャーなスポーツですが、男性が主にするスポーツという印象のようで、女性にはバレーボールやバドミントンが人気のようです。
こちらもFacebookでクラブチームを探すことができるのでバレーボール、バドミントンを続けさせたい場合はそういった方法で探すことが可能です。
バイオリン
セブにあるいくつかのインターナショナルスクール、私立学校ではバイオリンの授業が必須となっています。
ですので、バイオリンをやらせたい場合はそういった学校に入学するという方法もあります。
我が家はバイオリン目的ではなかったのですが、むすめの行っている学校もバイオリンの授業があったため、入学のタイミングでバイオリンを購入しました。
低学年の音楽の授業はウクレレだそうで、上級生になるとバイオリンへと変わるようです。
むすこの行っている学校はそういったものはないため、どういう授業をするかも学校選びの判断材料にしても良いかと思います。
モールの中の音楽教室等でもバイオリンを習うことができます。
ピアノ
ピアノ教室は日本ほどたくさんはないです。
モールの中などにミュージックスクールがあり、そこでピアノを習うこともできます。ピアノを続けたいという場合はそういった方法もあるかと思います。
また、日本にはオンラインによるピアノ教室があるので、日本のピアノの先生にお願いすることもできます。
その他
野球やサッカーなどはフィリピンではあまりメジャーではないので、チームはあるにはあるものの、少なかったり、練習場所が遠かったりしました。チームが少ないので、日本のように大会や練習試合などを頻繁にすることはできないかもしれません。
そろばんはむすこに続けさせたい習い事でしたが、見つけることはできませんでした。
水泳は個人でコーチを依頼して、近くのプールなどでレッスンを受けるということができるようです。
今回はフィリピンでできる習い事というテーマでまとめてみました。
バイオリンのように学校で習うことができるようなものもありますが、自分で探さないといけないものが多いです。
そう考えると、日本の部活や習い事は充実しているんだなぁと感じます。
ただ、まったくできないわけではないので、お子さんの希望も聞きながら探してみるのも良いのではないでしょうか。
不便なことも確かにありますが、それ以上に海外生活で得られることも多かったりします(*^^)v
学校も習い事もその他も含めてトータルで子どもが充実した生活ができるよう親としても考えていきたいと思っています。
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