こんにちは。
くんせいです。
家族でフィリピン・セブ島に家族で留学しています。
なぜフィリピンという国にしたのかは別の記事で紹介していますが、今回はなぜフィリピンの中でもセブ島にしたのかについて、他の都市のメリット・デメリットも含めて皆さんにお伝えできたらと思います。
フィリピンを選んだ理由はこちらから
➡【留学先の国選びはどうする?】フィリピン・セブ島に決めた理由
フィリピンにはどんな都市があるの?
フィリピンは大小7,600以上の島がある島国です。島の数は世界で7番目に多いようです。日本も6,800くらいあるので日本もかなり多い方です。
フィリピンは大きく分けてルソン島、ビサヤ諸島、ミンダナオ島の3つのエリアに分かれます。
その中でも留学先として比較的有名なエリアを紹介していきます。
と、その前にフィリピンへの留学といったら治安が気になりますよね?
犯罪指数(Clime Index)、安全指数(Safety Index)の主要な都市のデータはこちらです。
※安全指数とは・・・各都市の全体的な犯罪数に基づき、詳細な統計を各国の政府が作成し、数値化している。犯罪指数と対になっている。(犯罪指数が20の場合、安全指数は80)
Numbeo Safety Index 2022
上記のランキングはあくまで一部の都市なので、今回紹介する都市それぞれの安全指数もご紹介します。
ちなみに東京の安全指数は75.48、大阪は66.37です。
ダバオは東京都と大阪の間くらいになります。
ルソン島の都市
フィリピンの中で最も大きな島『ルソン島』にある都市から紹介します。
マニラ
言わずと知れたフィリピンの首都です。
マニラ市やケソン市など16市と1町で構成されている都市圏で、マニラ首都圏(メトロ・マニラ)とも呼ばれています。
人口もフィリピン国内最大で、都市圏としては2,600万人以上の人が住んでいます。
東京が1,300万人くらいなので、東京の倍です・・・
※マニラの安全指数34.56 (参考:Numbeo Safety Index 2022)
メリット
◎日本からの直行便の便数が多い
◎フィリピン最大級のモールなどもあり、生活に必要なものはほぼ手に入る
◎子供の通う学校や語学学校も充実している
◎日本食レストランなども充実
◎メトロ・マニラの中でマカティは治安が良いと言われている
※マカティの安全指数61.81 (参考:Numbeo Safety Index 2019)
デメリット
◎人口が多いため、交通渋滞がひどい
◎ストリートチルドレンも多く、治安の悪いエリアも点在している
※今回紹介した都市の中では最も安全指数は低い
◎家賃なども含め、物価はフィリピンで最も高い
クラーク(アンヘレス)
マニラから北西にバスで2~3時間の場所にアンヘレスという都市があります。ここはアメリカ軍のクラーク空軍基地があった場所をクラーク経済特別区として様々な産業を誘致しているので栄えている都市です。
※クラークの安全指数49.47 (参考:Numbeo Safety Index 2022)
メリット
◎日本人の留学先としても人気が高く、マニラ、セブに次いで3番目くらいに多い
◎良い大学も集まっており、学生都市にもなっている。
◎クラーク国際空港もあり、日本からも直行便がある
デメリット
◎マニラに比べると便の数が少ないため、結局はマニラを経由することが多い
◎経済特別区の外に出ると治安が悪いとも言われている
スービック(オロンガポ)
マニラから西にバスで2時間半ほど行った場所にあります。ここもクラーク同様にアメリカのスービック海軍基地があった場所が経済特区になっており、免税店などもあります。
※スービックの安全指数46.73 (参考:Numbeo Safety Index 2022)
メリット
◎街並みがキレイでビーチもあり、リゾート開発が進んでいる
◎オーシャンアドベンチャーやサファリパークなどの観光スポットも充実
デメリット
◎水上飛行機の空港があるものの、基本的にはマニラからのバス移動が主な交通手段
◎現地の学校、語学学校などの数はマニラ、セブ、クラークなどに比べると少ない
バギオ
バギオはマニラよりも北にあり、マニラから長距離バスで6~8時間ほどかかります。高地にあるため、年中涼しい地域で避暑地としても人気が高い都市です。
第二次世界大戦時はバギオに日本軍の司令部も置かれた歴史もあり、その影響からか日本人の移民も多く、日本との関わりも強い地域です。
※バギオの安全指数62.89 (参考:Numbeo Safety Index 2022)
メリット
◎エアコンがいらないくらい涼しく過ごしやすい
◎語学学校も10校以上あり、希望に合った学校を選べる
◎治安が良い
デメリット
◎日本からの直行便はなく、マニラからの乗り継ぎが必要
◎マニラやスービックなど他の都市、観光地へは行きにくい
タルラック
ちょうどマニラとバギオの間くらいに位置する地方都市です。
人口は30万人ほどで、都市間のバスも多く行き来するエリアです。
※タルラックの安全指数51.65 (参考:Numbeo Safety Index 2022)
メリット
◎人口も多すぎず少なすぎず、地方都市として住みやすい
◎他のエリアに比べ、日本人が少ないことで現地の人との交流がメインにできる
デメリット
◎観光地や娯楽施設は少ない。
◎マニラ、クラークからのバスが主な交通手段
◎語学学校の数は少ない
ビサヤ諸島の都市
続いてビサヤ諸島にある都市をご紹介します。
セブ
フィリピン国内ではマニラ首都圏に次いで2番目に人口の多いエリアです。
セブ州としての人口は約330万人です。
フィリピンの中では観光産業が盛んで有名なエリアです。
※セブの安全指数48.11 (参考:Numbeo Safety Index 2022)
メリット
◎現地の学校、語学学校が大変豊富で自分に合った学校が選べる
◎観光スポットが多く、休日も充実できる
◎日本からの直行便もある
デメリット
◎マニラほどではないが、交通渋滞が多い
◎日本人が多いため、日本人の少ないエリアを希望する人には不向き
◎物価が高い
イロイロ
イロイロはセブ島よりも西にあるパナイ島にある都市です。
農業も盛んでありながら、大学も6つもある教育・学術都市でもあります。
人口は30万人強で、フィリピン国内では9番目に人口の多い都市です。
※イロイロの安全指数59.23 (参考:Numbeo Safety Index 2022)
メリット
◎教育・学術都市としてはフィリピン随一とも言われている
◎有名なビーチリゾートであるボラカイ島にも行きやすい
◎治安が良い 東南アジアで安全な都市ランキング8位 (参考:Numbeo Safety Index 2019)
デメリット
◎マニラ、セブに比べると語学学校は少ない
◎空港が中心部から離れている
◎日本から直行便はない
ドゥマゲテ(ドゥマゲッティ)
ビサヤ諸島エリアで最後にご紹介するのがドゥマゲテです。
セブ島の西のネグロス島にある人口13万人ほどの地方都市です。
※ドゥマゲテの安全指数66.55 (参考:Numbeo Safety Index 2022)
メリット
◎留学先としてはまだあまり知られていない穴場的なエリア
◎自然豊かでダイビングスポットが有名
◎他の島に囲まれているため、台風の直撃が少ない
◎紳士の街を目指しているため、治安も良い
デメリット
◎マリンスポーツ以外の観光スポットは少ない
◎娯楽施設などは少ない
◎セブやマニラからの乗り継ぎが主な交通手段
ミンダナオ島
最後に一番南部に位置するミンダナオ島の都市をご紹介します。
ダバオ
マニラ、セブに次いでフィリピン第3の都市です。
フィリピン南部の経済、政治、文化の中心で、人口は160万人以上です。
※ダバオの安全指数72.72 (参考:Numbeo Safety Index 2022)
メリット
◎フィリピン国内では最も安全指数が高い
◎フルーツの生産が盛ん ドリアンは世界一の生産量
◎ビーチやフィリピン最高峰のアポ山などの観光スポットも豊富
◎台風が発生する海域より南にあるため被害が少ない
デメリット
◎日本人が多いため、日本人の少ないエリアを希望する人には不向き
◎日本からの直行便はない
留学先をセブに決めた理由
私たちの場合は親子で留学するというのが一番の目的でした。そのため、親の語学学校よりもまずは子供たちが入学する学校の選択肢が多いエリアを優先しました。
その考えでいくと、マニラとセブが候補としてあがりました。
マニラとセブを比較すると治安の面でセブの方がやや安心かなと思ったのと、セブに安心してお願いできるエージェントさんを見つけることができたことが最終的な決め手かなと思います。
純粋に語学留学を目的とする方や、休日の観光も考えている方など目的によっても選ぶ都市が変わってくると思います。
私なりにそれぞれの都市のメリット、デメリットなどをご紹介させて頂きましたのでフィリピン留学を考えている方のご参考になれば幸いです。
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